ワビコにおける研究およびイノベーション

WABICO(ワビコ=ワールワイク・バイオマス・コンビネーション)プラントは、オランダのHoSt社によって建設・運営されているもので、極めて幅広い革新技術が用いられている点で、世界で最も先進的なバイオガス施設の一つとなっています。

同プラントは商業運用されていますが、新しい嫌気性消化(AD)技術の研究開発、また既存技術の最適化のためにも利用されています。同プロジェクトは、常に改良され続けており、 AD関連分野の発展にも貢献しています。廃棄物原料からバイオガスを造り、さらにバイオメタンを精製します。また、消化残渣は下水に流せるよう再処理し、堆肥も生産されています。

革新技術のコンビネーション

ワビコは、様々な革新技術を組み合わせている点で、世界で最も先進的なバイオガス施設との一つとなっており、オランダ・ワールワイクの「エコパーク」内にあります。

エコパークというのは、持続可能なエネルギーを模索するユニークな取り組みで、このエコパークは、オランダ国内最大のエコパークの一つとなっています。ここには、太陽光、風力、バイオガスを資源とする3つの大規模な再生可能エネルギー設備が設置されています。

このエコパークにおけるHoStの研究プログラムでは、 嫌気性消化に関連する技術、消化残渣の処理、バイオガスの精製、様々な有機廃棄物原料などの最適化という点で、常に研鑽を重ねています。

実践的な実験と研究を続けてきた結果、投入する原料の違いをどう管理するかについて、さまざまな知見を得ています。